元赤坂法律事務所 オフィスイメージ

人生100年時代_資産活用と相続対策を学ぶ

人生100年を生きる知恵

改正民法が資産運用に及ぼす影響

相続法改正での重要点
1 配偶者保護のための改正
 (1)配偶者の居住権を保護するための2つの制度の創設 
 (2)持戻し免除の意思表示の推定規定の創設
2 遺言の利用を促進するための改正
 (1)自筆証書遺言の方式の緩和
 (2)遺言執行者の権限の明確化
 (3)「法務局における遺言書の保管等に関する法律」に基づく、保管制度の創設
3 利害関係人(相続人を含む)の実質的公平を図るための改正
 (1)遺産分割前に遺産に属する財産を処分した場合の遺産の範囲
 (2)相続人以外の(例えば被相続人の介護をした、相続人の配偶者など)貢献を考慮するための制度の創設、
4 遺留分に関する改正
  遺留分を侵害した場合の処理が、「現物の分割譲渡をする」のではなく、金銭で支払うことに。
債権法改正での重要点
(1)錯誤の要件の明確化
(2)契約等の無効から契約等の取消しに
マンションや住居の建築請負で、錯誤による取消しには、明確化された要件があり、建築請負契約の錯誤取消しを主張するのは、簡単なことではありません。契約を結ぶ際には、より慎重さが求められます。
(3)保証契約締結後の情報提供義務や通知義務の新設
債権者は、勤勉に債権の管理や通知、対処をしていないと、債権回収ができないリスクが高まることになります。

まず、30年先を見据えてみよう!

御自身・御家族があと30歳年齢を重ねると、いくつになられますか?
現在70歳の方(親御様)は100歳に、現在40歳の方(御子息様)は70歳になりますね。
人生100年時代と言われる昨今ですが、体力の低下は避けられません。
でも、30年先にも、しっかり「お金」を生み出してくれる資産があれば、人生100年を
「安心して幸せに」暮らすことができるのではないでしょうか。

100年人生を楽しみ暮らすためにはお金が必要です!

今や100歳超えの人生がめずらしくなくなった日本、高齢でも現役でご活躍の方、リタイア後の日々に、目的を持って積極的に人生を楽しむ方々が増えています。
ただ、楽しむためには「お金」が必要です。 ハッピーを感じる人生のためには、年齢を重ねて、もし介護が必要になっても、積極的に人生を楽しむためには、「お金」が必要になるのです。
国立社会保障・人口問題研究所の「日本の将来推計人口(平成29年推計)」によれば、「このままの人口減が続けば」、2053年(約35年後)には1億人を割って9,924万人となり、2065年(約47年後)には8,808万人になり、高齢者の人口構成も増加すると予想されています。
そうすると、年金の額は減額になり、介護等の自己負担額も増加し、高齢になっても自活が求められることが予想されます。 つまり、高齢化人口減社会で安心して生活するためには、いまより「お金」が必要になるのです。

高齢化・人口減社会をプラス思考で分析すると?

政府は効果的な人口対策をするだろうと信じていますが、仮に「このままの人口減が続いてしまったとしても」、我が国は30年後には1億近い人口、45年後にも9千万人近い人口があり、それは、今のメキシコやフィリピンの人口とおおよそ同じであり、そして、30年後には1億人分の、45年後には9千万人分が居住する「住宅」が必要となるわけです。
ところが、30年後、現在ある耐用年限30年のマンションやアパートの多くは耐用年限を過ぎ、45年後には、耐用年限45年のマンションなども耐用年限を過ぎます。

今後60年間手堅く「お金」を生み出す「収入原」

例えば、2019年に、東京近郊の比較的駅から近い場所に、高齢者に優しい構造の、耐用年限60年の堅牢なマンションが完成した場合、そのマンションは、30年後の2049年、45年後の2064年、60年後の2079年まで、賃貸マンション市場で非常に高い競争力・収益力を維持することができるのです。
このような耐用年限60年のマンションは、今後60年にわたり、ご自身及びお子様の代まで、人生100年を積極的に楽しむ「お金」を、高齢化・人口減社会で安心して暮らすための「お金」を生み出してくれる「頼りになる収入原」であると言えるのです。

空き家問題について

「20年後には住宅の30%は空き家」になる等と言われていますが、「空き家」の大半は、既に耐用年限を超えたか耐用年限間近の老朽化した物件であり、そのような「他人の空き家」を賃貸マンションの競争相手として畏れる必要はありません。
ご自身・ご家族が「空き家」をお持ちの場合、その敷地が東京近郊の比較的駅から近い場所であるとすれば、そこに耐用年限の長い堅牢な賃貸マンション」を建てることは、むしろ大きなビジネスチャンスとなると考えます。もし、駅から遠ければ駅近の物件に買い換える方法もあります。